2010年12月13日
ロッドの補修をしてみた
先日、ロッドのトップ部分が折れてしまいました
コメントをくれた方のお話やネットで調べてみると
なんとか自分でも補修できそうな気がしてきたので
挑戦してみました
折れた箇所がトップガイドのすぐ下だったのが
ラッキーだったようで、手順は簡単なようです
用意した道具類はこんな感じです
・カッター
・ラジオペンチ
・ロウソク
・サンドペーパー
・やすり
・二液性エポキシ系接着剤
・つまようじ
・ペットボトルのふた
家を探したら足りそうだったので買い物はしてません
まずは火であぶって、トップガイドから折れたロッド本体(ブランクというらしい)を
引き抜きます。
これがブランクを引き抜く前のトップガイド。
ガイドの構造が良くわかっていなかったのが悪いのですが・・・
いきなり問題発生です
予定では、
→火であぶると接着剤が溶ける。
→ブランクをラジペンで引っ張る。
→スポッと抜ける。 つもりでした。
ところが、コーティング剤のせいでガイドとブランクの継ぎ目が
隠れていてどこにあるか分からず、
あぶり続けているうちに、コーティング剤が燃えてしまいました
本当は、継ぎ目にあらかじめ切り込みを入れておき、慎重に炙れば
コーティングは燃えずに、ブランクだけスポッと抜けたんだと思います
結局、燃え残ったコーティングは全て削り取り
下のような状態になりました
ガイドのパイプ部分と足部分が分離してるのが分かりますか?
私は一体構造になっているものと思い込んでいました
ここで新たな問題発生・・・。
パイプにブランクを差し込んだら、どうやってガイドの足をブランクに
固定すればよいのでしょう???
考えた末、パイプと足をハンダ付けで固定してしまうことにしました
ところが、ガイドがステンレス製のためかハンダが乗りません
う~ん。。。問題ばかりが起きます
仕方がないので・・・
①ブランクをガイドパイプに差し込む。
②木綿糸でガイドの足をブランクごと縛って仮止めする。
③その上からエポキシ接着剤でコーティングするように糸ごと固めてしまう。
作戦をとることにしました
ブランクをカッターで少しずつ慎重に削ります。
何度か差したり抜いたりしながらギリギリにはまるように調節しました。
次の写真がブランクをガイドパイプに差し込んだ状態。
ガイドの足が浮いてますよね。
この後、木綿糸でブランクとガイドの足をくくりつけて仮止めします。
次の写真が木綿糸でガイドの足をブランクに止めた状態。
糸は瞬間接着剤で止め、バリが出たのでやすりで削りました。
ここまできたら何とかなるような気がしてきました
次にエポキシ接着剤を準備します
ペットボトルのフタにニ液を出して、爪楊枝で混ぜます
15分ぐらいで固まるようです
うまく塗れるといいなあ・・・
接着剤は,祭りの屋台で売っている水あめより
ちょっと柔らかいくらいの粘度です。
つまようじで接着剤をすくいとり,
木綿糸部分、ガイドパイプとロッド本体の継ぎ目部分が
すっぽり隠れるように厚めに塗りました
ジッと置いておくと接着剤が垂れてくるので
なるべく厚さが均一になるよう,ブランクをクルクル回しながら
固まるのを待ちます
・・・一応、下の写真で完成です
ガイドの足は、ロッドの曲がり径の内側になるので
足が浮いてくることは無さそう・・・。
接着剤もコーティング剤替わりにこんもり塗ってあるので
海水が浸透してくることも無さそうです
(本当はエポキシのコーティング専用剤があるようです・・・)
見た目は不恰好ですが、
まずまず満足のいく仕上がりです
あとは耐久性や使用感が問題ですが、
自分でなんとか補修できたのが一番の収穫
とかなんとか言いながら、
やっぱり新しいロッドは欲しいなあ(悪)
どうしようかな~
綺麗に補修が出来ましたね、それ位ならロッドの調子も大して変わらないと思いますよ。お見事です!!
ドキドキしながらの補修でした(汗)
写真のピンボケのおかげでアラが分からずにすみます(苦笑)
しかし褒めていただくと図に乗っちゃいます。
(褒められて伸びるタイプなので(笑))

コメント頂いたので早速覗いてみました☆
良い出来栄えじゃないですか♪
俺もプロじゃないですけど、大体同じやりかたですよ。
手順と画像見る限り問題ないと思いますが、後は何度か実釣でテストですね(≧ー゚)b

コメントありがとうございます!
冷や汗を流しながらの作業でした(^^;
ホントは写真じゃ分からないアラがいっぱいありまして,お恥ずかしい限りです。
この後,何度か実釣で使用して,今のところなんとか問題はなさそうです。
コメントをもらわなかったら自分で補修しようとは思わなかったので,本当に良い経験になりました。ありがとうございました!